パチンコ借金で闇金業者に口座譲渡した市職員

ギャンブルでの借金が原因で闇金から借金をしてしまい、取り立てに堪り兼ねて闇金の仕事を手伝ってしまう。
こんな被害はよく聞きます。

闇金関連のニュースでこんな事件が出ていました。

パチンコ借金の大阪市職員 ヤミ金の督促に耐えかね銀行口座を譲渡

送検 市職員パチンコで借金… ヤミ金に口座譲渡

大阪市職員が詐欺の疑いで書類送検されました。「ヤミ金に銀行口座を渡した」と話しています。

大阪市建設局・十三公園事務所の男性職員(48)は、他人に貸す目的で、自分名義の銀行口座を開設した疑いが持たれています。市によりますと、男性職員はいわゆる「ヤミ金」に借金をしていて、たびたび、職場に督促の電話がかかっていました。男性職員は、上司に対して「督促を止めるために自分名義の銀行口座をヤミ金業者に渡した」と話しているということです。借金は計800万円にのぼり、パチンコなどの遊興費に使っていました。

闇金業者は、お金を借りた人間から長期的にお金を絞り取り続けて相手からお金が引き出せないと考えると自分の仕事の為に必要なモノを準備させます。

それはスマホと銀行口座です。

闇金にとってスマホは必須で、番号が闇金の物だとバレ始めるとさっさと番号を変えるのでいくつも新しい番号のスマホを用意しています。
その為スマホはストックはいくらでも確保しておきたいのです。

なので、お金が払えなくなった被害者に対して「今月の利子を待ってやるからスマホを送れ」という条件でスマホを取り上げて確保している事が多いでしょう

さらに相手が困窮すると銀行口座です。
闇金業者の銀行口座は口座が凍結される事が、しょっちゅうなので口座が使えなくなる事を考えて複数用意しています。
個人で作っておける口座なんて限界があり、自分の情報で作れば足がついて捕まってしまう。
その為に闇金被害者から口座を取り上げて使っています。
「何ヶ月か返済は待ってやる。口座をこっちに渡せ」と闇金被害者に迫り、銀行口座を取り上げている事がほとんどでしょう

たまにお金を貸す条件に銀行口座やスマホを送る事を求めるタイプの闇金業者もいますが、大抵の場合は騙し取る事が目的でお金すら貸さない詐欺もあるので、注意が必要でしょう

このようにスマホや口座を渡したとしても闇金からの借金がチャラになるわけではなく、少しだけ返済が待ってもらえる程度です。
根本的な解決にはならず、題を先延ばしにしているだけなので、本当に解決をしたいのなら専門家に依頼して解決するべきです。