押し貸しとは

押し貸しの特徴

『押し貸し』とは、突然契約もしていないのに、勝手にお金が自分の銀行口座に振り込まれ、暫くして法外な利息を請求するというものです。
また、別の手口としては、電話・メールなどで「お金を融資します。」などと誘い掛け、必要ないと断ったのにも関わらず、一方的にお金を振り込み、その後、法外な利息を要求して来るというものです。

押し貸し 予防策

押し貸しの予防策としては、消費者金融で借りたことがある場合は、契約した口座を解約、変更するようにしてください。
なぜなら、押し貸しを行う相手は、破産者の存在をしることができる官報や、多重債務者の名簿などを参考に、振込みをしてくるからです。

被害例

ある日携帯から電話があり、融資の紹介をしてるとの事で情報を聞かれた
名前、生年月日、電話番号、住所、勤務先、勤務先の住所電話番号、父親の名前と携帯番号、母親の名前と電話番号、実家の住所と電話番号、銀行の口座番号
と言った事を聞かれたので電話でこういった勧誘は怪しいと感じて断ったが、知らないうちに電話で口座に振り込んだという連絡が来た
融資は断ったのでいらないと言ったが、「こっちは貸したんだから一週間後には5割載せた額で返せ!」と無理矢理お金を貸された状態になってしまった。
すぐに返しても金利分はきっちり払えとまったく話が通じない状況になり、「もし返さなかった場合はこっちもそれなりの事をさせてもらう」と脅迫までされた。

最近は、ネットからの口座番号流出が増えているため、ネットで口座を使って取り引きしている人は注意が必要です。
むやみに口座番号を教えるようなことは避けるようにしましょう。

押し貸しに遭ってしまったら ~対策方法~

相手の要求通りに、利息などを支払う必要はありません。
契約も結ばず、勝手に相手がお金を振り込んで来たものなので、法的には放置しておいても問題はありません。
しかし、放置したままでは、さらなるトラブルに遭うことも考えらるため、相手の口座に送り返すことが望ましいでしょう。
そして、送り返したら、その振込みがあった口座は解約しましょう。

押し貸しを行った相手から、2,3日後までに利息を払えなどといって、法外な金額を要求して来ます。
その際、「暴力団を連れて取り立てに行く。」「取り立て訴訟を起こす。」などと脅迫して来ますが、それらの脅しには動じることはありません。
なぜなら、実際に、取り立てに来ることや、訴訟を起こすようなことはないからです。
要するに、ただの脅しに過ぎないのです。
その後、お金を返したにも関わらず、脅迫をしてくる場合は、相手の住所が分かっていれば、そこを管轄している警察署に相談するようにしましょう。
また、弁護士や司法書士などの法律の専門家に相談し、法的な措置を取ることにより、取り立て・脅迫が止むことになります。