主婦相手にヤミ金 「九条のママ」法定の34倍

主婦相手にヤミ金 「九条のママ」法定の34倍

2014年9月17日

ニュース記事

無登録で主婦らに金を貸し、法定金利の上限を超える高額の利息を受け取ったとして、大阪府警生活経済課などは16日、大阪市西区、無職東元須美枝容疑者(71)と内縁の夫で無職松田清治容疑者(74)を貸金業法違反(無登録)、出資法違反(超高金利)の両容疑で逮捕した。

府警は、2人が約3年半で約220人に約1億1600万円を貸し付けたとみている。

発表では、2人は共謀し、2012年9月~昨年11月、同市内の40~60歳代の主婦ら5人に無登録で計103万円を貸し、うち1人からは法定金利(1日当たり0・3%)の最大約34倍の利息を得た疑い。2人とも容疑を認めている。

東元容疑者は市営地下鉄九条駅近くで主婦層を相手にヤミ金融業を営み、地元で「九条のママ」と呼ばれていた。返済額が、貸した金の倍額になるよう利子を求めるなどしており、「金を返せないなら別の客を連れてきて」などと紹介者を募っていたという。