チケット金融とは

チケット金融の特徴

チケット金融とは、新幹線や高速道路などの回数券のような換金性の高いチケットの売買を利用した違法金融業者です。

回数券などを代金後払いで正規の価格で販売し、その販売業者が指定した金券ショップで換金させます。
実際は、販売業者と金券ショップは裏でつながっている場合が多いようです。

その後、客はチケット金融業者にチケット代金を支払うことになります。

例を挙げて説明しますと、50,000円分のチケットを1週間の後払いで購入します。
そして、指定の金券ショップで38,000円で売ります。

すると38,000円の現金が手に入ることになります。
そして1週間後に業者に50,000円のチケット代金を支払うのです。

これは、換金性の高いチケットの売買を利用した「実質的な貸金行為」で、最初の換金額と後日(7日後等)の支払金額との差額が「法外な高金利」となる仕組みなのです。

1週間後は、チケット金融業者に5万円を返済しなくてはいけないということは、年利にすると1250%というとんでもない高利になります。

現在では、このチケット金融は下火になっているようですが、形を変えて根強く存在しているため注意が必要です。